今まで4回にわたり、メトロノームをピアノの練習で、どのような使い方があるかをお伝えしてきました。
練習の効果をアップするために、いろいろな使い方や練習方法をご紹介してきましたが、実際にメトロノームをどれくらいの方が、どれくらいの頻度で使ってるのでしょうか。
メトロノームの練習が、大好きだと思ってる方はどれだけいるでしょうか。
実際のところ、今までの自分自身の経験も含め、生徒たちを見ていても、決して楽しいものには思いません。
でも、やはり大切なのです。
速さや、リズムの基本を身に付けるには欠かせないものだと思います。
メトロノームに対する想い
もっと、楽しく出来ないかしら・・
そして、想像やイメージを広げることが出来ると・・
「やらされてる感」「強制、矯正」からのメトロノーム嫌いから卒業出来そう・・
そんなことを、いつも考えています。
立体感や、波のようなウェーブ、濃いや薄いのグラデーション、重い軽い、などなど。
五感を刺激出来ると、どんなメトロノーム練習が出来るだろう。
目、耳だけでも、イメージをくすぐることが出来そう。
触る、匂う、味わう、、触るも匂うも、私的にはどんな工夫があるかを想像してますが、味わうは難しそうです。
ピアノの試験や、目指すものがしっかりわかっていれば、メトロノーム練習も当たり前の意識はあると思います。
でも、想いはみなそれぞれです。
「楽しさ」を望んでピアノを弾く人たちにとっても、やはりやった方がいいことです。
楽しく弾いていても、リズムや拍が違い拍感が乱れると、聴き手は心地よくないし、音楽にはならないわけです。
「楽しく活用できるメトロノーム」
これが、私の想い願うことです。
少しでも、「メトロノーム離れ」「・・なければならない」から脱出して、楽しく自分流に活用出来る道具になったらいいなと、思っています。
ピアノを弾く人たち=ピアニストに、音楽の豊かな世界を味わって欲しいのです。
私には、何の能力もないけれど、ピアノを弾く人たちが幸せを実感できる事を夢見て、斬新なメトロノームが出来るといいな、と思ってます。
もちろんアナログでも、アプリでも。
今までにないもの、こんな考えに共感して下さる方、是非ご一報ください。
よろしくお願いいたします!
メトロノームの使い方・最後に…
拍を身体で感じられるように、メトロノームを上手に活用したい導入時期 から、
安定した流れで演奏できたり、リズム感も身に付ける初級者編をお伝えしました。
今回は、柔軟なテンポの揺れや音楽性豊かに弾くために、メトロノームを音の乱れを整えるだけでなく、立体感や空白感をイメージしながら、音楽のニュアンスを取り込むことをお伝えしました。
実際に曲を演奏するときに、メトロノームの一律なテンポで弾くわけではありません。
●初心者、初級者は
- 音符とメトロノームのカウントが、きっちり合うこと。
- テンポの中で、読譜がスムーズにできること。
●中級者~は
- メトロノームを、音の乱れを整えるだけでなく、柔軟なテンポの揺れや音楽性豊かに弾くために、音楽のニュアンスを取り込むこと。
やはり一番大切な事は、初級の段階でしっかり活用できること!です。
メトロノームの使い方と練習の仕方が重要になります。
具体的な指導法などは、お話会などでも触れています。
たくさんのケースを経験してきました。
同じピアノ指導者として、ぜひ経験や体験をお話会でシェアいたしましょう。
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