うまくなる近道!メトロノームの使い方と練習法【3】リズム感を育てる第一歩 初級者編

 

ピアノの練習でメトロノームを使うとき、いろいろな使い方があります。

 

練習の効果をアップするために、いろいろな使い方や練習方法をご紹介していきたいと思います。

ぜひ参考に、ご活用下さい。

 

ピアノ初級者向けのメトロノームの使い方と練習の仕方

 

音楽の三大要素「リズム・メロディー・ ハーモニー」の一つの要素「リズム」

 

メトロノームを使って拍の基本「リズム」を身に付けると、先への学習がスムーズになります。

 

目で見て、耳で聞いて、しっかり自分の中に拍を感じて確認する!

それが出来るようになってくると、いよいよ実際にメトロノームに合わせてピアノを弾く練習をしましょう。

 

今回は、ピアノの練習の効果をアップするために、初級編としていろいろな使い方や練習方法をご紹介していきたいと思います。

 

■ メトロノームの「使い方」をピアノ初心者にもわかりやすく解説

「メトロノームに合わせる 」 初期の段階が身につき始めたら、いよいよメトロノームを使って、実際に ピアノ練習になります。

 

ただ、弾くことだけに意識が向き、音符や休符の拍数が乱れるようであれば、通して最後まである程度弾ける状態で使用するのがベストでしょう。 

通して弾く場合、初級の時期は等速感を養うために使いましょう。

 

 

さて「メトロノームに合わせる」「 拍を身体で感じる」ことが出来ても、楽譜に書かれてる音符を、メトロノームに合わせてスラスラ弾けるか ?という、次のステップになります。

 

まず

  1. 音を読む
  2. 指を動かす

これらがスラスラできなければ、メトロノームに合わせて弾くことはできません。

 

①②の練習の仕方や、身につける方法などは別の記事でお伝えします。

 

でも【メトロノームに合わす】を、この時期に大いに活用できる方法がありますので、ご紹介します。

 

メトロノームを使った具体的な練習方法 準備編

◆楽譜の準備

 

  1. 2小節から4小節程度で、音程がなるべく離れてないものを選びます。
  2. 音を読むのが苦手な場合、先に調べます。
  3. 楽譜に書かれた指使いを、番号だけを追って机などで動かします 。
  4. それぞれの準備ができたら、机やピアノでメトロノームに合わせて練習します。
    この時余裕があれば、ドレミを声に出して弾きます。

■ 子どもの「ピアノ練習」におすすめ!メトロノームを使うメリット

◆この練習のメリット

 

  • 音が読めるようになり、次の音へ目を移す訓練になる
  • 5本の指が、楽譜と連携して動くようになる
  • メトロノームをかけることによって、
    ■止まれない
    ■きっちり 合わす
    など、自分流で弾いている時よりも、次への判断や対応力も、養う訓練ができます。

集中力が必要なため、長い曲や長い時間にならないことがポイントです。

 このように、拍を感じてカウントにきっちり合わせられることは、ピアノ演奏の入り口なのかもしれません。

 

 メトロノームのリズムに合わせて練習する」ことで、自然とテンポ感が身につきます。

 

まだまだ いろんなことが 不安定な時なので、以下も合わせて練習すると良いでしょう。

初心者のメトロノームの使い方と練習の仕方

 

実際、ピアノ曲を練習するとなると、今までの練習のように左手がメトロノームで♩四分音符を叩き続けるものはほとんどありません。

 

実際の楽譜を、ト音譜表は右手で、ヘ音譜表は左手でリズム練習をします。

 

理解ができたら次に両手。

この時は、まだメトロノームはかけません。

 

両手のリズムが、きっちり叩けるようになってから「メトロノームに合わせる」ことをします。

子どもがテンポを合わせる練習に最適なのが、このメトロノームです。

 

■ 「リズム感」を鍛える!メトロノームを使った効果的な練習法

 

まずリズムとして、両手が等速の中で反応できるかが 第一歩になります。

 

次に右手(メロディー)の

  1. 細かい動き
    (8分音符や 16分音符)
  2. 難しいリズム
    (付点4分音符+8分音符・タッカのリズム・タイなど)

まずきっちり動かせるか、リズムを理解できてるか、を片手ずつ練習します。

①②の練習の仕方や、奏法のテクニックなどは別の記事でお伝えします。

 

慣れてきたら「メトロノームに合わせて」しっかりチェックします。

ズレのない、きっちりした指の動きを訓練します。

 

続いて左手(伴奏)も同様にします。

 

音符と拍数の画像
リズム符の画像

 

ピアノ練習には、手順があります。

  1. リズムを確認
  2. 音と指番号を確認

①②の準備ができてから、実際にピアノを弾きます。

 

 

メトロノームを使った練習の注意点

 

よくある話なのですが・・・

「すぐに両手で弾き始める!」

 

これは、一番良くない練習の仕方になります。

 

音も音価(音の長さ)も、指使いも、拍感も、等速感も、一度で読み取るには限界があるはずです。

 

そこを無理してやり通すから、間違いや失敗につながるのです。

 

1曲の全体を見渡し、難しそうなところはどの辺りかを、ざっくり 確認してから①②③の手順で進めましょう。

 

ものの数分でできることです。

失敗を少なくするためにも、また、事故ると正しく直すことが面倒になり、決して楽しい練習ではなくなるはずです。

 

ピアノ演奏は、上達するために様々な練習が待っています。

 

入り口のこの段階で、無駄なつまずきは回避しましょう。

 

メトロノームの画像
メトロノームを使って拍感と読譜の練習に活用しましょう!

メトロノームを使ったピアノ練習で身につけてほしいこと

 

メトロノームを使った ピアノ練習で身につけて欲しいことは、

  • 拍を予想できる拍感
  • 等速感を身に付ける

等速の中で、動く指少し先を見れる目柔軟な頭

私はこれを、ピアノ脳だと思っています。

 

無数の神経を使って弾くピアノは、脳に良いとよく言われています。

 

「ピアノを弾くと頭が良くなる!」

いろんな意味で、地頭を鍛えるには最高なことでしょう。

 

決して簡単ではないピアノ。

でもそれを一つずつ乗り越えると、大きな喜びとなって帰ってくるのも事実です。

 

コツコツと基本を積み上げて素敵な音楽の世界へ行きましょう。

 

具体的な指導法などは、お話会などでも触れています。

 「ピアノの先生お悩みシェア会」➡詳細はこちら

 

先生業は47年目。おかげさまで長年、満席の教室を続けております。甘いも酸いも、色んな事をケースを経験してきました。

 

同じピアノ指導者としてたくさんの知恵をお伝え出来ると思っています。ぜひ経験や体験をお話会でシェアいたしましょう。

 

メトロノームを使った練習・初級者編のまとめ

 

拍を身体で感じられるように、メトロノームを上手に活用したい導入時期 から、今回は、安定した流れで演奏できたり、リズム感も身に付ける初級者編をお伝えしました。

 

次回は 柔軟なテンポの揺れや、音楽性豊かに弾くために、メトロノームを使って立体感や空白感も養うことを目指す中級者編へ続きます。

 

実際に曲を演奏するときに、メトロノームの一律なテンポで弾くわけではありません。

 

●初心者、初級者は

  • 音符とメトロノームのカウントが、きっちり合うこと。
  • テンポの中で、読譜がスムーズにできること。

●中級者~は

  • メトロノームを、音の乱れを整えるだけでなく、立体感や空白感をイメージしながら、音楽のニュアンスを取り込むこと。

 

やはり一番大切な事は、初級の段階でしっかり活用できること!です。

 

メトロノームの使い方と練習の仕方が重要になります。

次回は、中級者のメトロノームの使い方と練習の仕方をご紹介します。

 

 

 

☆ 初めてメトロノームに触れる方はこちら:[初心者①|メトロノームって何?使い道と選び方]

☆ 実践編:もっと上達したい方にはこちら:[メトロノーム応用編|曲に合わせた使い方とペダルとの連動]

 

 

例:「よくある質問 Q&A」

  • Q. メトロノームはいつから使うべき?➡A.「拍感を養う」ためにも、お始め導入期の早い時期から使っています。もちろんピアノ演奏にメトロノームを使うのでは無く、等速感や3拍子や4拍子の拍子感を身体で覚えてもらうことが目的です。1拍目の音を変えて手を打ったり「1拍目探し」のようなゲームで集中力も養っていきます。

  • Q. 子どもが嫌がるときの対処法は?➡A.まずはピアノを弾かずに、手拍子や体の動きでリズムを取る練習をしています。「一緒にやろう」という声かけも効果的です。

  • Q. テンポはどう決めればいい?➡A.はじめはゆっくりのテンポが良いです。おそい⇔ふつう⇔はやいの段階をランダムにするのが効果的だと思います。

■ 子どもがメトロノームを嫌がるときは?5つのやさしい工夫

 

 1. 音量や音色を変えてみる

最近のメトロノームは「電子音」「クリック音」「木魚風の音」など、音色が選べるタイプも多いです。→ 優しい音色にすると、子どもが怖がらなくなる場合があります。

 

 2. 視覚的に楽しいメトロノームを使う

「振り子が動くアナログ式メトロノーム」や、「カラフルでかわいいキャラクター付きのメトロノーム」は、興味を引きやすくなります。嫌がる気持ちも緩和されるかも知れません。

 

 3. 使うタイミングをずらす

いきなり最初からメトロノームで練習すると、集中できなかったり抵抗感が出やすいです。→ 最初は自由に弾かせてから、「最後の1回だけメトロノームで弾いてみようか」というように段階的に取り入れましょう。

 

 4. 「ゲーム感覚」でテンポ練習をする

たとえば「テンポ80で弾けたらシール1枚!」など、ごほうび要素チャレンジ形式にすると、子どもは前向きになります。苦手意識を回避出来るかも知れません。

 

 5. 一緒にテンポを感じてみる

 

まずはピアノを弾かずに、手拍子や体の動きでリズムを取る練習をしてみましょう。→ 「一緒にやろう」という声かけも効果的です。

 

 

例:「こんな方におすすめ」

 

  • ピアノ初心者でリズム感を鍛えたい➡【リズム感を育てる練習法】として

    • 手拍子×カウント練習(1・2・3・4を声に出しながら)

    • 足踏み+手拍子のコンビネーション

    • 片手で弾きながら、もう一方の手で拍子を取る

    • メトロノームに合わせて音を「引き伸ばす練習」(2拍・4拍)

    • スキップや歩行リズムで身体に拍子を入れる(リトミック要素)

  • 自宅で正確なテンポ感を身につけたい➡【練習方法編】として

    • 「手拍子」→「歌う」→「弾く」の3段階でテンポ練習
       → まず手拍子だけでテンポをつかむ → 歌ってテンポをキープ → 最後にピアノで弾く

    • メトロノームの音を聞かずに「内的テンポ」で弾いてみる→答え合わせ
       → 一度テンポを覚えたら止めて、感覚で弾いてからメトロノームと照合

    • 録音して自分のテンポをチェックする習慣
       → 客観的に「走ってる」「遅れてる」を知るのが一番の近道

    • 歩きながら心の中で数をカウント(1・2・3・4)
    • 階段を1段ずつテンポよく上り下りする習慣

    • 歯磨きの時間にテンポ練習ソングを歌う/手拍子をする

  • お子さんの音感教育に悩んでいる保護者の方➡【家庭でできる音感トレーニング法】として

    • 音当てゲーム(ドレミクイズ)
       → 鳴らした音(ド〜ソなど)を当てる遊び。最初は2音から

    • 鍵盤で「まねっこ音階」
       → 親が弾いた短いメロディを子どもが耳コピーで再現する

    • 生活音で「音の高さ探し」
       → 電子レンジの音、インターホンなど「ドかな?レかな?」と親子で探す

    • わらべうた・童謡を一緒に歌う
       → ドレミの幅が狭い曲で音程感が育ちやすい(例:「ちょうちょう」「ぶんぶんぶん」)

    • ソルフェージュ的な歌唱法を取り入れる
       → 「ドレミ」で歌う、「階名唱」で遊ぶ、など

  • 音感より指の練習(ピアノ練習)が先がいいの?➡並行OK。歌って弾く練習で自然に音感も育つ

 

☆ 初めてメトロノームに触れる方はこちら:[初心者①|メトロノームって何?使い道と選び方]

☆ 実践編:もっと上達したい方にはこちら:[メトロノーム応用編|曲に合わせた使い方とペダルとの連動]

 

 

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