ピアノを弾ける喜びや嬉しさは、コツコツと長い年月つづけた先に訪れるものです。
本物の世界で専門的に学び、ピアノの魅力に出会えるものと、趣味として魅力ある世界を楽しむものと、人それぞれピアノの魅力の感じ方は違います。
いずれにしても、これは続けることによって出会えるものです。
そのピアノの魅力に出会えるには、まず習いはじめる時期が全ての鍵を握ることは間違いありません。
そこで、「導入期の指導で差がつく」について考えてみたいと思います。
導入期こそ楽しい気持ちを大切にする指導
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ピアノを習いたい!と思って来てくれる子どもたちは、どんな思いがあるでしょう。。
「ピアノが弾けるようになりたい♡」と思ってるはずです。
知ってる歌や、聞いたことのある音楽が弾けたらうれしいな~♡楽しいな~♡
そして、その子のお父さんお母さんはどうでしょう。。
その子の笑顔を見て、家族でHAPPYな気持ちになりたい♡と思うのではないでしょうか。
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もちろん私たち講師陣も、それが目標であり長いピアノ人生の目的でありゴールかもしれません。
長い指導歴の中で、振り返るといろんな指導をしてきました。
習い始めの時から基礎をきっちりと積み上げ、厳しく指導した時代もありました。
また、ややもすると日本人の生真面目さからか四角四面の音楽になり、感情や感性を大切にする指導を導入時期から取り入れ、耳や想像力を開く指導もしてきました。
それぞれに良き時代で、子供たちも精一杯の努力をしてピアノの楽しさへと繋いでくれました。
いろんな時代を経験した中で、「ピアノを弾ける楽しさ」はどんな時代も変わらない大切なものがわかりました。
それは「導入期の指導に全ての鍵」があり「導入期の指導で差がつく」ということです。
では、「どのような鍵がありどのように差がついてしまう」・・のでしょう。
導入期こそ何曲も弾いて楽しめるための指導が必要
「導入期に何曲も弾いて楽しむために」を考える前に、
- 一曲に数週間かかる
- レッスンが譜読みだけで終わってしまう
- サポートしても本当のところ解っているのか不安
と、ピアノの先生方からたくさんのご相談やお悩みをお聞きします。
導入期にかかわらず、習って一年二年の生徒さんにも起きてる問題です。
では、なぜ「何曲も弾けず、楽しめない」のでしょう・・
この視点で考えると、見えてくるものがあるかも知れません。
音符を読むのに時間がかかり、楽譜を理解するまでに説明ばかりのレッスンで、楽しいでしょうか?・・
先生も生徒さんも一曲を弾けるまでに苦労があり、「上手く弾けない」「合格出来ないし…つまらない」・・
保護者の方も「いつまで同じ曲を弾いてるの?」・・となって…
このような状況が続くと・・悲しいお話になっていく原因ではないでしょうか・・。
それを解決出来るのは、「音符が読めて楽譜が解る!」ということなのです。
音符が読めて楽譜が解ると、弾けて楽しい!!と思うはずです。
弾けて楽しいと思うと、練習しよう!という意欲もわくはずです。
これを導入期の指導で「どんな生徒も音が読める」「どんな生徒も自力で学んでいける」ことを目指す必要があります。
どんな生徒も、今よりもっと引き上げてあげれるのかが指導力になります。
導入期こそ同時に両手で弾ける指導が大事
【ピアノを弾く】とは、「音が読めるとピアノが弾ける」わけではないこと
<筆者見解>
「音が読める」けど「ピアノが弾ける」ということにはなりません。
音を読むために、音符カードで読む練習をするのも良いでしょう。
ワークで何度も書いて覚えることも大切かもしれません。
でも、いざ「ピアノを弾く」時に、その2つのトレーニングの効果が即反映されるでしょうか・・
「ピアノを弾ける」までの行程に時間をかけても実際に弾く時に上手く利用できないのは、時間と努力がもったいない気がしてなりません。
音符カードや書くことを楽しく出来ても、いざピアノを弾く時に難しく感じて本来の「ピアノを弾く」ことに面白さを感じない子たちを見ると疑問に思っていました。
肝心なことは「読譜」なのです。
そしてそれを、片手ずつの練習としないこと!
これが最短最速の「ピアノを弾ける」につながるのです。
私が重要視してるのは、導入期から同時に両手で弾けること!です。
さまざまな導入本を見ていると、ト音記号で5音ほど習うとヘ音記号の音も学習に入ってきます。
中央ドからの鍵盤配置や、指のポジションや、しっかり把握しながら覚えていく流れです。
もちろん大切な事ですし、読譜と並行して指の動かす訓練が連動されて素晴らしいです。
これらに異論があるわけではなく、私の見解は、音を読みながら交互奏してもなかなか両手同時に違う動きが出来ないことだったのです。
単音でも和音でも、左手を抑えたまま右手のメロディーを弾いても、決して指がスラスラ動いてるわけではない・・
動く指、違う音や音型に反応(理解)出来るピアノ脳を作り、それが指に伝達しスラスラ動く指の訓練をしたいのです。
【読譜】
読譜が出来るとは
- 音符が読める
- 音の長さやリズムがわかる
- 右手と左手の合わせ方がわかる
その他、音楽記号やアナリーゼが出来るなどたくさんの項目はあります。
上手な演奏は次の段階として、まず書かれている楽譜を読み取り、それを苦労なく実現できることが「ピアノを弾く」まずのスタートだと思います。
上記の1,2,3が出来るだけで、子どもたちは弾ける喜びを感じることが出来ます。
この「ピアノを弾く」ために絶対必要なことを導入期に身につけて貰えると、弾くことが楽しくなりますし自信もつきます。
これを、導入期3ヶ月を目標に徹底的にトレーニングします。
それを「お家でしましょう!」
ではなく、レッスン内で身につけて貰うこと!を絶対目標にします。
個人差はありますが、徹底することで「音がわかる」「楽譜が読める」日に一歩でも近づけることができます。
そして、宿題曲をこの基礎3つをレッスン内でやることで、お家練習に困らなくなります。
困らないので、練習する気になります。
もちろんお母様が教える必要もありません。
自分で考え自分で練習するという「自力」を導入期からトレーニングすることで、知らずのうちに身につけて貰うことが最大の目的です。
「わからない」から自信がない。「わかれば自信がつく」。
自信があればどんどん先に前進してくれます。
「困った生徒を作らない!」
これが、私の仕事だし導入期に絶対はずせないポイントだと思っています。
導入期指導法のまとめ
導入期指導が鍵!ピアノレッスンを長続きさせる秘訣
「音が読める」「楽譜が解る」が全ての出発です。
ここを曖昧にして先に進めても、いつか壁にぶつかります。
その時に慌てて何とかするよりも、最初から時間をかけても、何度も何度も繰り返すことになっても、これが最短最速の道なのです。
みんな楽しく嬉しい気持ちでピアノを弾きたいはずです。
生徒も保護者様も先生も・・
諦めず、慌てず、じっくり取り組んで行くことが幸せの近道だと思って徹底してやっています。
ピアノを長く楽しく続けられるために、以下のことを目標設定しています。
1導入期の重要性とは?
この時期に「音楽の基礎」を定着させると、後のピアノレッスンをスムーズに進められる
2音符を読めるようにする初期指導の工夫
音を読めることから記憶に変えていくには、何度も繰り返すこと
先生の「諦めない心」が大切であることと、レッスンをテンポ良く進めることで集中力につながる
3「自分で弾ける」を目指すピアノ教育の大切さ
「一人で出来る」ことで自信を持ち、親の負担を減らすことができる
4家での練習が自然に続く理由
「練習しなさい」と言わずにすむ環境や生徒自身がピアノを楽しみたくなる心理
5子どもの成長を引き出す3つの指導ポイント
・楽しみながら学ぶ工夫
・達成感を感じられる課題設定
・小さな成功体験を積み重ねる
6保護者が喜ぶピアノ指導とは?
子ども自ら出来る喜び
7生徒が「やる気」を持つ環境の作り方
出来たことを褒めることでモチベーションを上げる
8導入期から始める音楽的な基礎作り
リズム感や読譜力を楽しく鍛える練習法
9長く通い続ける生徒を育てる先生の仕事
生徒と保護者が信頼できる指導者になること
10導入期に構築する「学び」の土台
「ピアノを弾く」ということの他に、心や気持ちの成長を育む
自分で弾ける
練習が自然に続く
親子で喜ぶ
どの生徒さんにもこれを目標とし、次へのステップを頑張っています。
自ら弾く子供の姿に感激する保護者様
・最近「練習しなさい!」と言わなくても「そろそろ時間ね」と声かけするだけでピアノを弾いてくれるのです!
・毎日の練習が習慣になってきて、ほんとに驚きでいっぱいです。
・自信がついたのか、楽しくなってきたのか、嬉しそうに弾く姿に感激しています。
そんな感想をたくさん聞きます。
「ピアノが弾けるようになりたい♡」そんな子どもたちの気持ちを感じて、「楽しいね♡どんどん弾けるね♡」を実感されてる保護者様。
みんなが嬉しい気持ちになるために、この導入期指導は絶対に大切だと思っています。
<参考>
以前に書きましたこちらの記事
【楽譜になると音が読めない】の原因と解決法
<注>
以前に書きましたこちらの記事
【初心者編】いきなり両手で弾かないで!丁寧な練習は上手になる近道
こちらは、まだ初見が曖昧な生徒がやってはいけない手順です。
こんな迷走をしないで済むために、導入期に「音が読める」「楽譜が解る」を徹底しましょう!
導入期の指導を具体的に知りたい!とお尋ねがありました。
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