小さなお子さんでも、初心者でも、この「全調3コード」にチャレンジしています。
キャリアのある生徒は、スケール&カデンツとアルペジオでコツコツ練習を継続していきます。
「ピアノ演奏での基礎」を作るには、これらの練習はとても大事なことです。
あらゆるスポーツでも、基礎トレーニングは欠かせないはずです。
ピアノも、これが全てに繋がることだと思います。これは、また後で書いてみます。
3コードが大切な理由① 曲の骨組みがわかる
まず、音楽には、リズム・メロディー・ハーモニーと言う三大要素というものがあります。
そのハーモニーのところに、基本となる「3コード」という3つの和音があります。
専門的にいうとⅠ Ⅳ Ⅴ(Ⅴ7)の和音になります。
この和音進行は、音楽が終結していく上でとても大切であり、基本の進行になります。
それぞれの調で、この進行が解っていると今弾いている曲の骨組みがわかってくるようになります。
難しく考えないで、反応する手指と、調性の柱が耳で聴き取れることをまずは目指します。
3コードが大切な理由② 応用が利く
3コードで簡単な音楽に伴奏付けが出来る
「3コード」これさえ知っていれば、簡単な童謡などに伴奏を付けて弾くことが出来ます。
左手の楽譜がなくても、メロディー譜だけですてきな一曲が弾けるのです。
幼稚園教諭、保育士さんには最適です。
現場で苦労なく調性豊かな音楽を、子どもたちに感じて貰えます。
<藤井ピアノ教室では>
お始めの生徒さんは、まだまだト音記号での音読みに精一杯になります。
でも、はじめから両手を動かすことがとても大切だと思ってますので、このコードはとても有効です。
音を読む苦労がありません。ただし、両手で弾くというもっと高度な難しさはあると思います。
逆に言えば、音を読む知識より、小さいうちから左右を別々に動かす「脳訓練」が重要なのだ!と遂行しています。
ただし、小さな手で3音を弾くことは難しいので、ドミソの場合1-5(ドソ)か3-5(ミソ)の組み合わせでやっています。
あと、支援の子たちにも最初から取り組んでいて、全員がコード制覇をしてくれています。
ヘ音記号の読み辛さが見えたとき、コードネームを言うと、即弾けます。
書いていないことを、考えて弾ける!は「全調3コードが弾けるメリット」と言っても良いのではないでしょうか。
3コードが大切な理由③ 音型に反応できる手
「3コード」3つの和音は、いろんな手の形になります。
まず、ハ長調で徹底的に音型と指番号を覚えます。
これがスムーズに動かせたら、全調にトライしていきます。
そして、ハ長調のみでパターン化して覚えてもらうと、全調の「3コード」も難なくスムーズに進みます。
【音も読めないのにどうやって進めるの?全調3コードが弾けるメリットまで本当に可能なの?】
・・と思われたかもしれませんね。
当教室で全員にやってる「ドレミひめ」は難なくスムーズで、絶大な効果があります。
音が読めなくても全調が弾けるものです。だから、小さなお子さんでも支援の子たちも出来るのです。
短調も勉強すると道のりは長いけど、頑張りましょう。
「ドレミひめ」については、あとで触れます。
3コードは「ドレミひめ」で応用
藤井ピアノ教室では、この3コードに繋げて行く前にご入会頂いて、数回のちには「ドレミひめ」と題して
全調五音音階とⅠ ,Ⅴ7の勉強がスタートします。
今まで、ここの壁はどの子もありません!とても楽しいみたいです。
12の長調があるので、その3コードも12調分ありますが、みんな大好きです。
ピアノを習っているなら、ちょっと知っている曲に伴奏をつけて弾けるようになってほしい!
というのが私の想いです。
パターン化されている分、だんだん慣れてくるとどの調も勝手に手がパターンで動くようになります。
楽しいことをコツコツすることで、実はすごいことが出来るようになってる!!
これが私のもくろみです(^O^)/
全調3コードが弾けるメリットはピアノ全てに繋がる
「3コード」のパターンがわかり、音型を自然と手が覚えるとなると、楽譜にしがみつかなくてよくなるかも知れません。
また、パターンが手に入ることによって、ピアノの鍵盤を指の感触で制覇出来て鍵盤を穴が開くほど見なくていいわけです。
そして、ピアノ演奏で一番肝心な「どんな形でも指の反応が良くなる」に繋がるはずです。
考えなくても動く指・反応する指が作れるのではないでしょうか。
「3コード」のパターンは【即時反応】に繋がる!
この【即時反応】は、ピアノ練習の避けては通れないコツコツ練習の領域ではないのです。
「ピアノ練習」は、既存の楽譜を、いかに上手に弾くかに精一杯の努力をするものです。
この【即時反応】は、応用力の世界に通ずるものです。
- 勝手に手が動く
- 和音の進行に手の形が反応する
この器用さは、ピアノを弾く上で最大のメリットになります。
そしてこの「3コード」を弾きこなす器用な手指は、どんな曲を弾く時にも最大の武器になります。
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- 楽譜を見て、深く読み取って工夫をして作るピアノも良し⬅コツコツ練習
- メロディーにアレンジの気分で楽しむピアノも良し⬅即時反応
そんな、いろんな角度からピアノや音楽を捉えて欲しいと思っています。
そしてそれは、小さな時から触れていくことが大切だと思っています。
「ドレミひめ」とは
5線の音が読めないときから、5指を動かすことが出来て、コード(和音)というものにも出会って欲しくて考案しました。
◆音を色つきシールでやります。
- ド→赤、レ→黄色、ミ→緑のように白鍵を色で決めます。
◆5音のみで作ります。
- ドレミファソファミレド これを元に、全調作ります。
◆「3コード」に関しては、色も使いますが指番号で覚えます。Ⅰを基本として、他はスライドの決まりを覚えます。
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この「ドレミひめ」に関して、お問い合わせがありました。
作り方、使い方を知りたいとのことで、説明会を開催する予定です。
ご興味のある方は、お問い合わせからお尋ねください。