ピアノを弾いていて、上手になりたい!と思うのは誰でもでしょう。
「上手」という考え方には、いろいろな視点があると思っています。
- 例えば、今弾いている曲を完璧に弾きたい!
- この部分を上手になりたい!
もちろん、一曲ずつに難しいところがあり、そこを制覇しながらどんどん次の曲に挑戦していくのだと思います。
ただ、どの曲もどんな曲も、基本を抑えられていると新しい曲に出会ったときに、一からの練習ではなく応用の段階から取り組めると思います。
では、基本とは何か。
何を備えてると、一からではなく二、三歩先から練習に取り組むことが出来るのでしょうか。
ピアノを上手に弾く3種類の基本練習とポイントを書いてみようと思います。
【スケールとアルペジオとカデンツ】
自分自身振り返ってみて、この基本と言えるスケール&カデンツ+アルペジオで、今があると思ってます。
なぜこの3つの基本練習が大切かは、先で書こうと思います。
習い始めの小さなお子さんには、いきなりこの3つ全てを練習するのは難しいので、学習年数や年齢に応じて大事なものだけをシンプルにしたものから本格的なものに移行していくと良いでしょう。
<当教室スケール練習例>
習い始めてまだ音符が読めない小さなお子さんでも、ひと月後には5音音階を練習していきます。
長調は全調します。音が読めない段階では、色音符でします。
「何を目的としてるのか」
- 黒鍵難民にならないために⬅♯や♭に拒否感を持たないことと、早い時期から黒鍵・白鍵の鍵盤の高さを体験するため。
- 長調の音構成を耳で聴く⬅耳を育てるため。小さなお子さんは5音から入りますが、指くぐりの規則が理解出来る子は123・12345の白鍵スタートのものから始めます。黒鍵スタートは全て12345の運指でやりますので実際の指使いには則しません。あくまでも黒鍵白鍵の複雑な組み合わせを体験するため。
- 上行・下行が同じ指番号がくること⬅5音も1オクターブも同じ。指使いと指・音との関係を身に付けるため。
- 何よりも、指を動かす訓練⬅まず、となりの音がスムーズに弾けること。
小さなお子さんには、難しいことは言いません。♯や♭もかわいいシールで右左を決めます。
最初に難しい・・と感じさせると素直に浸透しませんので、その子の持ち味を生かしながら進めていきます。
はじめの入り口はスケールからですが、徐々にカデンツ&アルペジオに導いています。
では、なぜこの3つの基本練習が大切なのかを次で書きます。
ピアノを上手に弾く3種類の基本練習とポイント
これからの出会うピアノ曲は、このスケール&カデンツ+アルペジオで成り立っています
スケール(音階)
音階= 音の階段
- ド→レ→ミ→ファ→ソ→ラ→シ→ド
- ソ→ラ→シ→ド→レ→ミ→♯ファ→ソ
- ファ→ソ→ラ→♭シ→ド→レ→ミ→ファ
では、この練習は何に役立つのでしょう?
スケール練習をすると何が良いのでしょうか?
まず、指の練習になる!
音階は全部の指を使うので、タッチの練習になります。
指をくぐったり、指使いの練習にもなり指の動かし方の基本が身に付きます。
手首・腕の使い方の練習
いろんな調のスケール(音階)を弾くと、白鍵黒鍵がいろんなところに出てくるため、手首の高さや角度を考えガタガタしないようにスライドさせなければいけません。
そうする事により、弾きやすさや音色のバランスが良くなる美しい粒揃えのよい練習につながり、響きの整った音になります。
全調練習ができる(調性感)
長調短調が練習でき、それぞれの調号(#シャープとか♭フラットがつく場所)を理解でき、和声感の習得につながります。
カデンツ(和音進行)
T➡S➡D➡T
- T(トニック)
- S(サブドミナント)
- D(ドミナント)
和声感がつく
スケールの練習には、最後にカデンツ(終止形の和音進行)がついています。
このカデンツは調の中の大切な音で、音楽の流れや大切な音を理解できるようになります。
フレーズの練習
1つのまとまりにするためには、指・手首・腕などの使い方も重要です!
「スケール」や「カデンツ」は音楽表現にも重要なもの!
スケール(音階)
カデンツ(和音進行)
この練習をすると色々な事に役立つ良いトレーニングになります!
これを目的の一つとして練習すると、単なるテクニック練習にとどまらず
【スケールとカデンツ】の重要性が活用されるでしょう!
基本練習で音楽表現が豊かになれる!
これからのピアノ曲に、テクニックと共に音楽の流れや大切な音を把握しながら弾ける様に頑張りましょう。
ピアノ上達のための基本的な練習のまとめ
ピアノ上達のためには基本的な練習が不可欠です。ピアノ上達のための重要な3つの基礎練習です。
1. スケールの練習
ピアノ曲は、メロディーがスケールとして登場することが多いです。演奏する上でとても重要なポイントになってきます。
スケールを練習することで、指の動きや音幅や指さばきを身につけることができます。
まずは、メジャースケールから練習を始めましょう。
徐々にテンポを上げ、正確に演奏できるようになるまで反復練習しましょう。
2. カデンツ(和音)の練習
ここでは調性に対する和音進行のカデンツに触れてますが、和音としては、まずは、3和音(トライアド)から始めましょう。
Cメジャーコードなど、基本的な和音をマスターした後は、他のキーの和音にも取り組んでみましょう。
指の均等な力配分やⅠ➡Ⅳ➡Ⅴの流れの一体感を向上させるために、とても大切かつ有効な練習です。
タイミングの良い打鍵で和音を演奏し、音が響き渡るまで心地よく響かせましょう。
3.アルペジオの練習
ピアノの上達には、このテクニック練習も欠かせません。
テクニックを養うためには、音符のリズムやタッチの変化、指の柔軟性などに集中することが重要です。
例えば、指の加重を使ったトリルや音色の変化を意識したり、流れやまとまりの練習などを行いましょう。
これらの3つの基礎練習をコツコツ積み重ねることで、ピアノの演奏力を向上させることができます。
自分自身のペースでじっくりと学びましょう。
ピアノ上達のための3つの基礎練習で得られるもの
1. スケール練習
スケール練習を繰り返し弾く練習することで指の独立性、調性の成り立ち、リズム感等速感を養うことができます。
すべての調のスケールを練習することで、それぞれの調の感覚を養い想像力やイメージに繋がるでしょう。
- 指の動きを滑らかにする
- 音程(音の幅・鍵盤の幅)感覚を正確にする
- リズム感(拍感)を養う
- 音楽的な表現力を磨く(多彩な調性)
<練習方法>
- ゆっくりとしたテンポから始め、徐々に速度を上げていく。
- メトロノームを使って、正確なリズムを意識する。
- 様々なタッチで弾き、音色をコントロールする。
- 両手で弾く。
2. カデンツ(和音)の練習
和音進行がコーダ(集結)として理解が出来ると、手の移動もスムーズになり音楽がまとまるようになるでしょう。
- 和音の形を手に覚え込ます
- 次の和音への移動の感覚を覚える
- 和音全ての音が均等に沈められるようになってから、バランス練習に移行する
<練習方法>
- 和音が崩れないように、ゆっくりと練習する。
- 手首や指に無駄な力が入らないように、脱力するタッチを覚える。
- 和音進行の動きだけでなく、指番号の変化も覚える。
3. アルペジオ練習
アルペジオ練習は、和音を構成する音を順番に弾く練習です。
指の独立性、リズム感(拍感)を養うだけでなく、コード進行を理解するにも役立ちます。
- 指の独立性を高める
- 和音感覚を養う
- 音色をコントロールする
- 音楽的な表現力を磨く
- なめらかに弾くために身体の各部位を意識する
<練習方法>
- ゆっくりとしたテンポから始め、徐々に速度を上げていく。
- メトロノームを使って、正確なリズムを意識する。
- 様々なタッチで弾き、音色をコントロールする。
- 転回形も練習する。
<筆者見解>
コツコツと、地味で努力が必要な「ピアノを上手に弾く3種類の基本練習」です。
曲を弾いている喜びも感じられないし、味気ない気分になりますね。
私も決して楽しくありませんでしたし、好きではなかったです。
ただ、抜き打ちのようにレッスンで弾くことのために、作業のように毎日抜粋で練習していました。
いまだにさほど苦労なく演奏出来るのも、この地道な練習のお陰かな、、と思います。
練習の提案として、今弾いてる曲の調性のスケール&カデンツ&アルペジオはいつも練習メニューに取り入れるといいですね☆
あと、ハ長調三和音のC・F・G・G7をコードネームと共に転回型も素早く弾けることは、曲を弾くときにかなり有効になってきます。
伴奏の形も、いろんな種類で弾けるようになっておくと、初級の段階や古典時代の曲には、とても便利になります。
当教室も、この辺りが臨機応変な対応力のある子は、だんぜん進みが早いです。
宿題曲のみに追われることも多いでしょうが、この基本を身に付けるとどの曲を弾くとなっても、二・三歩先からスタート出来るでしょう。
基礎基盤を作るためにも、自分のお勉強も取り入れてみましょう。
今の状況に、もっと何を習得すれば良いかなどのアドバイスをしています。
単発レッスンや動画添削レッスン(単発)があります。
お互いのことを知るため、無料オンライン相談をご利用頂きます。
その上でレッスンを受けるかどうかをご判断ください。
もちろんご相談後にレッスンを強制することはありません。


