楽譜を見ないで弾く・・みなさんはどうでしょう?
今日から覚えて「暗譜するぞー」と、取り組まれてるのでしょうか?
きっとそうではなく、知らず知らずのうちに覚えてるのではないでしょうか?
暗譜にはコツがあり、絶対のポイントがあります。
暗譜のやり方について「何をポイントに」「何を頑張るのか」を詳しく解説していきたいと思います。
これできっと記憶が積み重なるはずです。
ピアノ演奏で、「緊張」や「出来るかな?」と、不安になってはたと止まってしまう・・そんな経験はありませんか?
「暗譜」ができると、音楽により深く集中でき表現力も格段に向上します。そして、人前での演奏にも自信を持って臨めるようになります。
このような、暗譜演奏の素晴らしさはわかります。
・・とは言え、最後は暗譜の壁にぶつかるのではないでしょうか?
ひたすら何回も弾いたり、自信をつけてメンタルを鍛えたり、いろんな工夫と取り組みをされてるのではないでしょうか。
もちろんそれも大切ですが、一つずつに頭や身体に落とし込んで、記憶に変えていくことが大切な手順となります。
暗譜は「正しいやり方で、毎日少しずつ積み上げる」ことが一番大切です。
初心者でもできる暗譜の4つのステップ
ステップ1:きっちり弾けるようになってから
暗譜を始める前に、楽譜を見ながら正確に弾けることが重要です。間違った運指や音で覚えてしまうと、後で修正するのが大変になります。
これは、「暗譜をする」に限らず、ピアノを上手に演奏するためにも必須です。
- 楽譜を見て弾く
- ゆっくりのテンポで確実に弾く
- 運指を徹底する
- 心の中で歌いながら弾く
1~4を心掛けて練習するだけで、暗譜の土台が準備できます。
ステップ2:小さなブロックに分けてみる
例えば、「Aメロ」「Bメロ」「サビ」などを見つけて、その中で4~8小節ずつの小さなブロックに分けてみましょう。
小さなお子さんでも、自分でみつける行動があとあとの記憶(暗譜)につながります。
二部形式A-B-A-コーダの曲だと、同じ部分とすこし変わる部分があります。
そこの違いを頭で整理して覚えていくことをします。
練習の段階から、「同じ部分」や「違う部分」を頭で考えていくことで「記憶」となり、それがやがての「暗譜」となります。
「暗譜をするぞ!」とある日から思うのではなく、また何となく弾いて手で覚えるのではなく、頭で理解して考えるスイッチを入れることが、暗譜の土台となります。
- 1つのブロックを楽譜を見ながら弾く
- 楽譜を見ないで弾いてみる
- 間違えたら楽譜に戻って確認する
- きっちり弾けるまで繰り返す
記憶の積み重ねが「暗譜」になります。
きっちり弾けるまでやり通したほうが、記憶に刻まれます。せっかくの努力が形になるためには、小さなブロックで練習することがポイントになります。
ステップ3:3つの記憶を活用する
上記ステップ1、2を分類してみると、3種類の記憶になります。
1.視覚的記憶(楽譜の記憶)
- 楽譜の見た目を画像のように目に焼き付ける
- 音符の高低や位置や流れを模様(形)としてイメージする
2.運動記憶(指や腕、身体の動き)
- 指の動きのパターンを指や身体で覚える
- 鍵盤上での指の位置(その時の腕の動かし方や身体全体の重心移動など)
3.聴覚記憶(聴こえる音の記憶)
- 心の中で歌いながら弾く(または声に出す)
- メロディーや和音の響きを覚える
※筆者談:意外と言葉にして覚えるのも効果があります。
- 「ここで高くなる」
- 「この後ドンと下がってB♭」
- 「ここは小鳥のさえずり」
・・など、イメージをストーリー仕立てにしたり、あるフレーズに言葉を当てはめることもあります笑
ステップ4:小さなブロックをつなげる
小さなブロックを覚えられたら、徐々につなげていきます。
- ブロックA➡ブロックB
- ブロックA➡ブロックB➡ブロックA
- ブロックA➡ブロックB➡ブロックA➡コーダ
これを何度もやっていきます。
時にはB➡ブロックA、ブロックA➡コーダ、と抜き取ります。
※筆者談:時には逆走コーダ➡ブロックA➡ブロックB➡ブロックAもやってみます。
とにかく、どこからでも弾ける状態を作ります。
本番の思わぬ事故に対応できるように・・実際の経験からの練習法になりました笑
初心者に関わらず暗譜のやり方、コツは同じ
まずは、楽譜を隅々まで観察することは大切です。細かくアナリーゼすることも曲を理解する意味で必須ですし、それをすることで暗譜も理論的に頭に入ります。
日頃から、「脳」と「身体」を結びつける意識をトレーニングすると、改めて「覚えましょう!」と言われても慌てないと思います。
また、曲の途中から弾き始めることが出来たら、本当に暗譜できてるかがわかります。
※筆者談:
①鍵盤に触れずに、頭の中だけで曲を再生する「脳内練習」も効果的です。通学中や寝る前など、いつでもどこでも出来ます。
②自分の演奏でも、プロの演奏でもOK。楽譜を見ながら聴きます。鍵盤に触らずエアーピアノで、音の動きを腕や身体で確認しながら指も動かしてみます。
音も耳で聴くことで、全体の音楽の流れや形が身体全体に浸透していきます。
③片手練習も有効ですが、右手メロディーはあまり苦労なく暗譜出来ても、左手伴奏は特徴がない分覚えにくいです。そんな時はベース音の進行をフレーズごとに取り出して記憶していきます。
暗譜は決して特別な才能ではありません。正しい方法と段階をおって取り組むと初心者でも誰でも必ず身につけることができるスキルだと思います。
ただし、暗譜は一度覚えたら終わりではありません。
暗譜を維持するには、継続することです。慌てて一夜漬け的な覚え方は、本物の記憶に置き換わりません。
日々、少しで良いから何度も繰り返すことが大事だということです。
暗譜が苦手な人に共通すること
暗譜が上手くいかない人に多い傾向は
- 手や指だけで覚えようとする
- 最初から最後まで通して覚えようとする
- 「なんとなく」で覚えてしまう
暗譜のやり方とコツ!まとめ
暗譜は筋トレと同じです!コツコツの積み重ねが形になります。
暗譜は「センス」や「記憶力」より「正しいやり方で、毎日少しずつ積み上げる」ことが一番大切です。
才能や記憶力の問題ではなく、「覚え方のコツ」を知っているかどうかが鍵です!
正しい方法で段階的に取り組めば、必ず身につけることができるスキルです。
焦らず、自分のペースで続ければ、必ず不安から解放された暗譜ができるようになると思います。
頑張りましょう!
お問い合わせ・お悩み相談は下記ボタンから
オンラインレッスンもしています
日程はご相談で決めますので、まずはお問い合わせ下さい。


