毎日ピアノの練習をしていますか?
上手になりたい!弾けるようになりたい!と思うなら、毎日練習できると自分の想いがどんどん形になります。
「毎日コツコツ」の気持ちが大事なのですが、せっかく頑張っても成果に繋がらない場合があります。
ピアノ練習の手順 良くない練習法 やってはいけない3つのポイント
一生懸命やればやるほど、上手に弾けるどころか逆効果になります。
①楽譜を見ずにいきなり弾き始める
②手元を見ながら弾いてしまう
③すぐに暗譜してしまう
間違いやミスを確認しないままの練習は、「上手になりたい!弾けるようになりたい!」とはなりません。
たとえ間違いを見つけても、直す時間には労力と時間がかかりもったいない話です。
そのためにも「練習のやり方」を一度見直してみませんか?
上手な練習のやり方はこちらにも書きました。
今回は、上手な練習のやり方・手順を3つのポイントで書いてみます。
その前に、「ピアノが上達するための練習」となるには、いくつかのポイントがあります。
ピアノ練習 上達するために備えたいこと
一つずつのテクニックを時間をかけて、また長い年月をかけて身に付けていくピアノです。
良い練習方法の前に、ベースを整えましょう。
①練習の習慣化
毎日少しずつでも練習することが大切です。短時間でも毎日続けることで、指の動きや楽譜の読み方が自然と身につきます。例えば、一日10分から始めて徐々に時間を増やしていくといいでしょう。
②環境を整える
小さいうちは、練習に向かう気持ちを応援する家庭環境やご家族のサポートがとても重要になるでしょう。
練習時間の合間にリラックスタイムを設けたり、集中できる環境も大切になります。
③やる気とモチベーション維持
発表の場に参加し成功体験を積むことで、自信となり次へのエネルギーへとなります。さらに練習しようという意欲に繋がります。
④基礎練習や部分練習
指の独立や動きそのものを良くすると、次の段階への道のりが近くなり演奏の安定性が向上します。
効率よく仕上げていくためには、全体を通す練習より部分の繰り返し練習が必須となります。
以上が、ピアノを長く続けられるポイントであり、それに伴い必ず上達に繋がるポイントになります。
ピアノ練習を持続出来るのは、環境もマインドも練習のやり方も大きく影響すると思います。
ただ、④基礎練習や部分練習のやり方や注意点を見逃さないことが大切です。
これについては、また詳しく書きます。
次に、基礎練習や部分練習の前段階の譜読みの段階の注意点を書きます。
譜読みの手順 3つのポイント
「譜読み」とは
まず、ピアノを弾く前の段階であると考えましょう。
譜を読む=楽譜を見る と思って下さい。
曲作りのために、しっかり楽譜を読み取る。という段階の「譜読み」は少しあとのお話として、今回は初めて弾く曲を練習するときの「練習のやり方・手順」になります。
①音を読み場所を確認する
②リズムを叩く(メトロノームを使って等速の中で)
③指使いを確認する
初心者やおはじめの時で無い限り、さほど時間はかからないはずです。
ピアノの鍵盤を触らず、音を鳴らさず。
まずこの時間を少しでも取ってみて下さい。
「ざっと楽譜を見渡す」この少しの手間を省くと、いろんな問題に遭遇します。⬅これは以前にこちらに書きました。
<毎日練習の壁>
- 音を読む
- 弾き方がわからない
- スラスラ弾けない
この問題に出会うのは、この手順
①音を読み場所を確認する
②リズムを叩く(メトロノームを使って等速の中で)⬅メトロノームの使い方はこちら
③指使いを確認する
を、きっちりと考えないからです。
わかってるはずです。この①②③が大事なことと、注意してやるべきことだと知ってます。
<当教室のお話>
どんなにお始めでも、小さい大きいに関わらず、キャリアも関係なく、大人の方も。
この手順を守ることが、自分のためになることを話します。
時々、指使いの間違いを注意されて不機嫌になったり。
リズムを感覚で練習するから、正しく弾けるまでにレッスン時間の大半をつかったり。
その都度、正しく譜読み出来ることの大切さと、思い込みでやった練習の残念さを実感してくれます。
・・と言いたいのですが、やはり繰り返されるこの「良くない練習法」
【お家練習】多分、すぐに弾き始めるのだと思ってます。
新しい曲をもらって、「さて、どんな曲でしょう」と・・
弾くって楽しいですものね。
でも、そこに正しく弾くとか、間違いはないだろうか、という意識がどれだけあるかと言うことです。
出来る子も、出来ない子も、とにかく無駄な時間と労力はもったいない!!
毎回どの曲にもこの「練習のやり方3つのポイント」の付箋を貼ってます。
なかなか改善しない「良くない練習法」
何度も何度も伝えるしかないのですが…
「自分で考える力」を育てるしかないのです。
ーー
時間を使ってそれだけ毎日練習を頑張ってるのに、ほんとにもったいない。
やる気の熱量もやり甲斐の手応えも、二度手間をなくすと倍以上の前進に繋がります。
「上手な練習の手順」で頑張りましょう!